出題形式(全30問・約25分)

問題部 内容 問題数 放送回数 特徴
第1部 会話の応答文選択 10問 2回 男女の短い会話の後、応答として最適なものを3択で選ぶ
第2部 会話の内容一致選択 10問 2回 男女の会話(3〜5往復)を聞いて設問に答える
第3部 文の内容一致選択 10問 2回 ナレーター1人による英文(60〜80語)を聞いて設問に答える

リスニングの全体スケジュール

筆記試験(85分)終了後、すぐにリスニング開始。試験前に問題冊子が配られたら、ディレクションが流れている間に設問の先読みを行う。放送は2回あるので、1回目で大意を把握し、2回目で細部を確認するのが理想。

第1部:会話の応答文選択

第1部の攻略ポイント

  • 選択肢を先読み: 放送前に選択肢(1〜3)を読んでおく。会話の状況を予測できる
  • 最後の発言に集中: 応答は「最後のセリフ(通常は疑問文か依頼)」に対する返答
  • WH疑問文に注意: What / Where / When / Who / Why / How で始まる質問の答えを特定
  • トーンを聞き取る: 喜んでいる・困っている・断っているなど感情的トーンも選択の参考に

よく出る会話シチュエーション

  • 買い物・レストラン・ホテル(What would you like? / How much is...?)
  • 道案内・交通機関(Could you tell me how to get to...?)
  • 学校・職場(What time does the meeting start? / Can you help me with...?)
  • 電話(May I speak to...? / Can I leave a message?)
  • 予定・提案(Why don't we...? / How about...?)

第2部:会話の内容一致選択

第2部の攻略ポイント

  • 設問のキーワードを先読み: What does the man/woman...? / Why did...? / What will...? など
  • 話題の転換点を意識: "By the way" / "Actually" / "Oh, I see" などが情報の切り替わりサイン
  • 2人の関係を把握: 友人・同僚・店員と客・家族など関係性が解答の手がかり
  • 最終的な結論・決定: 2人が最終的にどうすることにしたか(will / going to / let's)が問われやすい

よく問われる内容

  • 「AさんはなぜBさんに連絡したか」(理由)
  • 「2人はこの後どうするか」(次の行動)
  • 「〇〇について何と言っているか」(特定情報)
  • 「2人の問題・悩みは何か」(問題把握)

第3部:文の内容一致選択

第3部の攻略ポイント

  • 最初の一文が最重要: 「誰が何をする/している話か」を最初の文で把握する
  • 数字・固有名詞をメモ: 日付・場所・人物名・金額などは素早くメモする習慣を
  • テーマの予測: 設問から「動物」「食品」「技術」「歴史上の人物」などテーマを先読みする
  • 否定語に注意: not / no / never / few / little など否定語の聞き逃しに注意

よく出るテーマ

  • 動物・自然(珍しい動物の生態・行動)
  • 食べ物・食文化(ある食品の歴史・栄養価)
  • 歴史上の人物・発明(科学者・探検家の業績)
  • 環境問題(気候変動・リサイクルの取り組み)
  • 学校・地域のお知らせ(アナウンス形式)

全部共通の攻略ポイント

🔢 数字・固有名詞に注意

年号・時刻・金額・距離などの数字、地名・人名は設問で問われやすい。放送中に素早くメモを取る習慣をつける。
例: thirteen (13) vs. thirty (30) の聞き分けに注意。

🚫 否定語の聞き逃しに注意

"not" "never" "no longer" などの否定語は意味を正反対にする。特に縮約形(doesn't / can't / won't)はリスニングで聞き取りにくい。

🔄 最初の発言・結論に集中

第2・3部では最初の発言(話題設定)と最後の発言(結論・決定)が問われやすい。会話の途中で意見が変わることもある(先にAと言っていたが、最終的にBにする)。

📖 選択肢を先読みする

放送が流れる前の間(ディレクション中や問題と問題の間)に次の設問と選択肢を確認しておく。何を聞けばよいかを意識してリスニングできる。

効果的な学習法

シャドーイングのやり方

  • ①スクリプトなしで音声を聞く: 最初に内容を大まかに把握する
  • ②スクリプトを見ながら音声に合わせて声に出す: 音声の0.5秒〜1秒遅れで同じように発音する
  • ③スクリプトなしでシャドーイング: 聞こえた音に瞬時に反応して発音する
  • ④録音して確認: 自分の発音・リズムが音声と合っているかチェック

効果と注意点

  • 英語の音変化(リンキング・リダクション・フラッピング)に慣れる
  • 例: "going to" → "gonna" / "want to" → "wanna"
  • 例: "Did you" → "Dija" / "What are you" → "Whatcha"
  • 1つの教材を10回以上繰り返すことで耳に定着させる

ディクテーションのやり方

  • ①音声を聞いて書き取る: 聞こえた英語をそのままノートに書く
  • ②スクリプトと照合する: 書き取れなかった部分・間違えた部分を確認
  • ③書き取れなかった理由を分析する: 「単語を知らない」「音変化を知らない」「スピードが速い」など分類
  • ④該当箇所を繰り返し聞く: 弱点箇所を重点的に練習する

おすすめの英語インプット教材

  • NHK World Radio Japan: 日本のニュースを英語で(聞きやすいスピード)
  • VOA Learning English: やや遅いスピードで英語ニュース・教育コンテンツ
  • TED-Ed: 5〜10分の教育動画(英語字幕付き)
  • 英検2級過去問音声: 本番と同じ形式・スピードで慣れる最良の教材
  • Podcast(英語学習系): 通学・通勤中に活用できる

頻出表現・フレーズ集

提案・勧誘

  • Why don't you〜?(〜してみたらどうですか?)→ 応答: That's a good idea. / I'll give it a try.
  • How about〜?(〜はいかがですか?)→ 応答: That sounds great. / I'm not sure about that.
  • You should〜.(〜すべきですよ)→ 応答: You're right. I'll do that. / Maybe I will.

申し出・依頼

  • Would you like me to〜?(〜しましょうか?)→ 応答: Yes, please. / No, thank you. I'll manage.
  • Can I help you〜?(〜のお手伝いをしましょうか?)→ 応答: That would be very helpful. / I'm fine, thanks.

確認・断り

  • Are you sure〜?(〜でよろしいですか?本当ですか?)→ 応答: Yes, I'm positive. / Actually, let me check.
  • Do you mean〜?(〜ということですか?)→ 応答: Exactly. / Not exactly. What I mean is...
  • I'm afraid I can't.(残念ながらできません)→ 丁重な断りの定番表現
  • I wish I could, but〜.(できればしたいのですが〜)→ 残念な断りの丁寧表現

電話・予約

  • I'd like to make a reservation.(予約をしたいのですが)
  • Could you put me through to〜?(〜につないでいただけますか?)
  • May I speak to〜?(〜様はいらっしゃいますか?)
  • Can I leave a message?(メッセージを残せますか?)

買い物

  • Do you have〜?(〜はありますか?)
  • How much is this?(これはいくらですか?)
  • Can I try this on?(試着できますか?)
  • I'll take it.(これをいただきます)
  • Do you accept credit cards?(クレジットカードは使えますか?)

道案内

  • Turn left / Turn right.(左に曲がってください / 右に曲がってください)
  • Go straight.(まっすぐ進んでください)
  • You can't miss it.(すぐわかります・見逃しようがないです)
  • It's on your left[right].(左[右]手にあります)
  • It's about five minutes' walk from here.(ここから歩いて約5分です)

音声変化・聞き取りのコツ

連音(リンキング)

  • 子音で終わる語 + 母音で始まる語がつながって発音される
  • want it → "wantit"(ウォンティット)
  • get out → "gedout"(ゲダウト)
  • an apple → "anapple"(アナップル)

脱落(リダクション)

  • 速い会話では特定の音が省略される
  • and → "'n'"(アン): bread 'n' butter
  • of → "'ov/ə'"(オヴ・ア): lots of → "lots ə"
  • going to → "gonna"(ゴナ)
  • want to → "wanna"(ワナ)

弱形と強形:can vs. can't の聞き分け

  • can(弱く発音): /kən/ → "I can do it."(「カン」とほぼ聞こえない程度に弱く)
  • can't(アクセントあり・強く発音): /kænt/ → "I can't do it."(「キャント」とはっきり)
  • 否定の縮約形(doesn't / isn't / won't)は強調されるので聞き逃しに注意

数字・固有名詞は必ず聞き取る

  • 13(thirteen)と 30(thirty)、14(fourteen)と 40(forty)など -teen と -ty の聞き分け
  • 固有名詞(人名・地名・店名)はスペリングより音のパターンで覚える
  • 時刻・曜日・金額・距離はリスニング設問でよく問われるので必ずメモする

第3部(文の内容一致)攻略

アナウンス系の頻出パターン

学校・お店・施設のお知らせでよく使われる表現

  • Attention, please.(注目してください)で始まることが多い
  • We are pleased to announce that〜(〜をお知らせします)
  • Opening hours / closing time / admission fee(営業時間・閉館時間・入場料)
  • due to〜(〜のため)/ closed for〜(〜のため休業)
  • For more information, please call〜(詳細は〜にお電話ください)

説明文系の読み取りポイント

歴史・科学・社会テーマの英文で押さえるべきポイント

  • 最初の文(導入)で「誰・何について話すか」を把握する
  • 数字・年代・固有名詞はメモしながら聞く
  • However / On the other hand など転換語の後の内容に注目する
  • 最後の文(まとめ・結論)が設問の答えになることが多い

選択肢先読みで予測する方法

何を聞かれるかを事前に把握することで正答率アップ

  • 設問番号と選択肢①〜④を30秒で確認する
  • 選択肢のキーワード(名詞・動詞)から「何が問われるか」を予測する
  • 4択の共通テーマが「場所・理由・時間・人物」のどれかを判断する
  • 2回目の放送で細部(数字・否定語)を中心に確認する